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院長のコラム

  • 2022,09,26

    歯の根の治療と腰痛の関連

    以前治療していた歯が、神経が徐々に死んで、根の先にフィステルといって、細菌感染によって根の先付近の歯肉が腫れてきた患者さんの話です。

    今までの治療で、腰痛はなくなっていたのですが、フィステルができてから、結構腰痛がひどくなってきました。 O-リングテストで調べてみると、フィステルの原因である細菌と腰痛は関連がありとのこと。  そこで根の治療をし始めて、根の中に消毒剤を入れて、次回来院時にチェックすと、フィステルは消失し、腰痛は痛みが6割がた減っているとのこと。
    その日に、根の治療を終えると、その時点で、さらに腰痛は軽減。 残りの痛みというか、不快感が1~2割程度残っている・・・とのこと。

    次回に噛み合わせ治療をすれば、ほぼ完治と思われます。

    今回は、細菌と腰痛との関連でしたが、虫歯でも、根の病気でも原因となっている細菌を除去することにとり、色々な部位の痛みや不快感が消えることはよくあります。

    そして、肉体的な問題のほかに精神的な問題、例えば、不安感や、悲しみなどの原因となっていることも、結構あります。

    歯のトラブルは、口の中にとどまらないケースがあることを頭の片隅に置いていただけるといいかなーーと思います