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院長のコラム

  • 2025,07,26

    「体内静電気」

    電磁波過敏症の方、ドアのノブを触ると「ピリッ」とする方。

    そのような方の体内には、体内静電気が貯まっています。

    このことを分かりやすく書いた文章がありましたので、ご紹介しましね。

    よかったら、読んでみてください。お役に立つと思いますよ!!

    聞きなれない言葉だと思います。

    当院では電磁波過敏症・化学物質過敏症の治療が多いのですが、

    それに関連した内容を、違った角度から説明なさっている※堀康則先生の面白い文章がありましたので、ご紹介いたします。

    「静電気」というと、乾燥した冬場にビッリとする体験を思い浮かべるでしょうが、それは「体表静電気」です。

    知らないうちに体内にたまった「体内静電気」とは別物で、これが現代のさまざまな病気の元凶と考えられます。

    私たちは生きているだけで、つねに体内で静電気を発生させています。ものがふれあうと静電気は発生するのです。

    例えば血管内では、血流が血管壁をこすったり、血液成分である赤血球と白血球がぶつかり合ったりしています。

    気管内や消化器官内でも、絶えず静電気が発生していると考えられます。

    静電気が血管にたまれば、赤血球は電気的に引き合うようになり、くっつきあって肥大化。

    その結果、血液はドロドロになり、流れが悪くなります。

    特に脳は、体のどの部分より血流が盛んです。しかも脂質が多いために、静電気の貯蔵庫になってしまうのです。

    神経細胞を取り巻く「エミリン鞘」(絶縁性のリン脂質)に一定以上の電気が貯まると、絶縁破壊による放電が起きると

    考えられます。脳内で雷が落ちると喩えれば、その危険性がわかるでしょう。

    脳の神経細胞がダメージを受けると、さらなる疾患につながってゆく危険性が高まります。

    放電が遺伝子を直撃すればがん細胞が生まれたり、自己免疫疾患になることもありえます。

    膵臓で放電すれば糖尿病、目で放電すれば視力低下、老眼、白内障などになるかもしれません。

    放電で最も多く発生するのは酸素との反応で、発生した活性酸素によって身体はさびてしまいます。

    • 堀泰典(ほりやすのり):昭和大学医学部客員教授、昭和大学薬学部客員教授、筋構成医学研究会会長、国際NGO国連支援交流協会最高顧問