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院長のコラム

  • 2025,06,06

    歌声

    おはようございます

    歌手やアナウンサーが時々、声を調整に来院されます

    なんで・・・と思われるでしょうが、歯科がかかわることで

    声の伸び・音質・声の大きさ、活舌などを改善・向上・調整するため。

    歯科がかかわる領域は、多方面に及ぶが、大雑把に表現すると、

    身体のバランス、エネルギーの流れを調整すること。

    最近、まだ若い歌手の方が、私のところに通われていたボイストレーナーの方の紹介でいらしました。

    そのトレーナーの方は、身体のことをよく熟知している方で、いい歌を歌うにはまず身体を整え、その上でその使い方を教えてゆくという指導法をなさっているのです。 彼女の話を聴いて、私も感心し、尊敬しております。

    そんな彼女ですから、若手の歌手の方のお口の状態が悪いのを知って、まず口を治しなさいという事なのだと思います。

    拝見すると、相当身体のバランスを崩しており、その1番の原因はお口にあることがわかりましたので、時間はかかるがきちんと治してゆきましょうと、二人で頑張る約束をした次第。

    治療をはじめて3か月。

    未だ治療は、スタートラインから10メートル進んだ程度。

    でも、一昨日治療に来た時に、彼女が嬉しいことを教えてくれました。

    「『最近、みんなによく声が伸びるようになったね』と言われるんです。」

    私も、うれしくなって満面笑み!!  ブラボー!

    そしたら、もう一つ、飛び切り嬉しい報告が!

    「ウクレレをやっているんですが、急に8ビートを刻めるようになったんです」

    これって、治療効果が全身に届きはじめました・・・という身体からのメッセージなんです。

    詳しいことはいろいろなことが絡み合って、そうなっているので、この場で簡単に説明するのは難しい。

    ともかく、これだから歯医者は止められない!!